この記事でわかること
LMS(学習管理システム)は研修・講座の管理や、受講者の学習進捗状況を管理できるシステムです。
この記事をご覧の方は、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
- 資料を共有したり、対面で研修をしているが成果を実感できていない
- LMSに興味はあるが、まずは概要を掴みたい
- どのようにLMSを選べばいいかわからない
そこで本記事では、
- 最新のLMSにどのような機能が備わっているのか
- LMSを使うメリット、デメリット
- LMSを選ぶポイント 等
をご紹介いたします。
LMSとは?
LMSとはLearning Management Systemの略で、学習管理システムを指します。
システムによってその機能は様々ですが、一般的にはユーザー(受講者)がログインして学習することができる機能、管理者は講座を管理したりユーザーの受講状況を確認する機能を持ち合わせています。
似たような言葉としてeラーニングがありますが、LMSは学習管理システムという「システム」を指す言葉に対し、eラーニングは「インターネットを通じて学習する」ことを指します。
ほとんどのLMSがeラーニングの機能を持ち合わせています。
LMSの今後の動向
コロナ禍以降、LMSを取り入れている企業は増加傾向にあります。
矢野経済研究所が2024年4月に発表した調査結果によると、LMSを含めたeラーニング市場は年々規模が拡大しており、BtoB市場において2020年度が862億円だったのに対し、24年度は1,173億円を超えると予想されています。
それだけLMSが注目され、多くの企業で活用されていることが分かります。
LMSの機能
LMSでは大きく分けて管理者向けの機能と、受講者向けの機能を備えています。
管理者向けの機能
- ユーザー管理
受講者をシステムに登録、確認、削除できます。
受講者の登録は、1人ずつ手動で行うか、CSVファイル等を利用してまとめて登録できます。
- グループ管理
受講者を役職別(例:新入社員、管理職)や部署別(例:営業部、経理部)等のグループに分けられます。
グループごとに学習内容を変更したい場合に便利です。
- 進捗管理
いつ、誰が、どの講座を、どこまで学習したかが把握できます。
ログイン履歴や動画の視聴時間、テストの結果等さまざまなデータを確認できます。
- メール配信
受講者へのお知らせ等をメールで配信できます。
学習の進捗が遅れている受講者や、特定の講座を受講していない受講者へ個別にメールを送る機能があると便利です。
- 講座の管理
受講者に提供する講座を管理できます。
動画、テキスト、PDF資料、テスト、レポート提出等、さまざまな要素を組み合わせて講座を作成します。
グループ管理機能と組み合わせることで、講座ごとに受講対象者を設定できます。
受講者向けの機能
- 講座の受講
インターネット上で、動画やテキスト等を使った講座を受講できます。
受講状況は、マイページ等で確認できます。受講完了した講座や、現在受講中の講座が分かります。
- ログイン機能
受講者ごとに割り振られたID等でログインします。
LMSには企業の重要なノウハウが含まれていることがあるため、情報漏洩を防ぐためにログイン画面の設定の有無や、ログインせずに講座を閲覧できてしまわないかといった確認が必要です。
- 修了証の発行
講座を最後まで受講完了すると修了証の発行ができます。
助成金の活用を検討している場合は、こういった機能も重要になりますので、必要に応じて確認しましょう。
- マルチデバイス対応
マルチデバイス(PC・スマホ・タブレット)で受講できるシステムなら、受講者は時間や場所を選ばず学習できます。モチベーション向上にも繋がりますので、対応できるシステムなのか確認しましょう。
LMSのメリット
LMSを導入することで、さまざまなメリットがあります。
ここでは、管理者と受講者それぞれの視点からメリットをご紹介します。
管理者側のメリット
- 研修の運営コストや費用の削減ができる
オフライン研修では、会場のレンタル、関係者のスケジュール調整、全体への連絡、資料の印刷、当日の準備や片付けなど、多くの費用と手間がかかります。LMSを導入すれば、これらのコストを大幅に削減できます。
- 受講者の学習状況が把握しやすくなる
誰がどの講座を受講したか、またテストの結果がどうだったか等を把握できるため、受講者一人ひとりに合わせたフォローがしやすくなります。
「この研修は本当に役に立つのか?」「研修の成果がわからない」といった課題を持っている方も、LMSを導入すれば解決できるかもしれません。
- 教材の一元管理ができるようになる
LMSに動画や資料をアップロードすれば、Googleドライブや個人のPCに眠っていた教材を一元管理できます。
これにより、社内全体の知識の均一化、ノウハウの蓄積、効率的な教材管理が実現します。
受講者側のメリット
- 自分のペースで学習を進められる
オフライン研修では決まった時間に始まり、理解度に関わらず進行していきます。
eラーニングなら、自分のペースで学習でき、難しいところは時間をかけて学ぶことができます。
- 場所や時間に縛られずに学習できる
マルチデバイス対応であれば、移動時間や隙間時間を有効活用できます。
自宅でも学習できるので、受講者全員に同じ学習環境を提供できます。
- 学習の進捗状況が把握しやすい
どこまで学習できたか、これまでにどのような学習をしてきたかを簡単に把握できるため、自分のスキルを見直したり、復習したりしやすくなります。
達成状況が見える化されることで、モチベーションも向上します。
LMSのデメリット
- イニシャルコスト・ランニングコストが必要
既存のLMSを利用する場合は、イニシャルコスト(初期費用)は0円~50万円程度、ランニングコスト(月額費用)は1万円~20万円程度必要になります。必要なID数によって変動する場合もあります。
コストについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- 操作方法の習得に時間がかかる
LMSに限らず、新しいシステムの導入では学習コストがかかります。
LMSは多機能なものが多く、使いこなせず社内で浸透しないケースもあります。
システム選定の際は、導入の目的を明確にし、本当にその機能が必要かどうかも検討しましょう。
- 研修に必要なコンテンツの用意が大変
研修の教材は主に下記の方法で用意します。
・既成のeラーニング教材を購入する
・自社で制作する
・外部に制作を依頼する
いずれもコストや時間がかかるため、すぐに用意することは難しいです。
LMSを導入する際は、教材をどのように準備するかについても検討しましょう。
LMSを選ぶポイント
一言でLMSと言っても、システムによって細かな仕様や機能は異なります。
いま抱えている課題はどのようなものなのか、システムの導入によってどのような成果を求めるか検討してから選定を進めると良いでしょう。
- どんな研修を行いたいか
- 必要な機能が備わっているか
- コストは妥当か
- 誰でも扱える操作性か
具体的なシステムの選定をご検討の方は、こちらの記事をご覧ください。
LMSを導入するなら「オウルキャスト」
LMSの導入をお考えなら「オウルキャスト」がおすすめです。
オウルキャストは「シンプルで使いやすい」をコンセプトにしたLMSです。
導入すると自社独自の研修サイトを持つことができ、より効率的なオンライン研修を実施することが可能になります。
オウルキャストの機能をご紹介
オウルキャストは誰でも扱いやすい、デザインに優れたLMSです。
ここではオウルキャストに搭載されている機能の一部をご紹介します。
- 管理画面、受講画面ともにわかりやすいUI
- 受講者管理(所属部署・役職等のプロフィール設定も自由)
- グループ管理
- マルチデバイス対応
- 自社オリジナルサイトの構築
- お客様専用のサーバーを用意(他社サイトの影響を受けない)
- オンデマンドもライブ配信も対応可
- 秒単位での受講履歴や動画視聴履歴を記録
- 受講完了後の修了証発行が可能
- 受講者をセグメント分けしてメール配信
- サイトデザインを自由に変更可能
オウルキャストの機能やプラン、料金について詳しくは資料をご請求ください。
どのようなサイトが構築できるのかイメージしやすいデモサイトをご用意しました。
良ければご覧ください。
https://training.owlcast.jp/
まとめ
LMSの機能やメリット、デメリットについて解説いたしました。
研修をオンラインに移行することで効率化が図れ、社員やスタッフのレベルを高めると同時に、本来の業務に割く時間を増やすことが可能です。
本記事がご検討のお役に立てましたら幸いです。