導入事例

INTERVIEW

一般社団法人DIGITAL BASE

「修了証」と「決済の自由度」が
オンライン研修ビジネスの核に。

独自の教育カリキュラムを
自由度高く形にできるプラットフォーム。

一般社団法人DIGITAL BASE
  • 一般社団法人DIGITAL BASEが会計人材研修プログラムを始めた背景
    • アナログからデジタルへの過渡期にある会計業界において、新人が早い段階で効率的なITリテラシーを習得し、創造的な仕事に専念できる環境を作るため、eラーニングと実務演習を組み合わせた研修を立ち上げた。
    • 場所や時間の制約があるリアル研修の限界を克服し、誰でも短期間でスキルを習得できる仕組みを業界全体へ等しく届けるため、eラーニングを採用した。
  • オウルキャストを導入した決め手
    • 受講者の学習意欲と継続率を高める、直感的なUI(操作画面)
      受講者が迷わず学習に集中できる洗練されたデザインが、SNS感覚でテンポよく学ぶ独自の研修スタイルに合っていた。
    • スキル習得の達成感を可視化し、ビジネスの核となる「修了証」の発行機能
      単なる動画配信にとどまらず、資格認定ビジネスに近いモデルを実現するための修了証管理が標準装備されている点が魅力だった。
    • BtoBからBtoCへの拡張を支える、シンプルかつ柔軟な「決済機能」
      運用コストを抑えつつ、将来的な個人向け展開にも対応できる柔軟な課金設定と、システム内で完結する決済の仕組みが決め手となった。

一般社団法人DIGITAL BASE様のご紹介

一般社団法人DIGITAL BASE様は、「デジタルを活用するための基礎力(デジタルベース)は特定の企業や業界のものではなく、すべての会計人材にとって必要なスキルである」という考えのもと、組織の壁を取り払い、誰もがテクノロジーの恩恵を受けられる業界の実現を目指して設立された一般社団法人です。

昨年2025年には、freee株式会社との提携による「速習freee会計研修」を展開。

業界トップクラスの実務家が監修したeラーニングと実務演習を組み合わせることで、単なる操作方法に留まらない「企業の競争力を高めるバックオフィス構築スキル」を持つデジタル会計人材の育成にも尽力されています。

一般社団法人DIGITAL BASE 宮川 大介 様

一般社団法人DIGITAL BASE 宮川 大介 様

1. 会計業界が抱えていた課題:仕事のデジタル化の鍵を握る、「基礎リテラシー」の底上げ

クラウドツール導入の「その先」にある、現場のポテンシャルを引き出すために
まず初めに、会計業界が人材育成において抱えていた課題について教えてください。

会計業界は今、まさにデジタル化の過渡期にあります。長年、紙の資料を扱い、確実な実務を積み上げてきた業界だからこそ、これまでの慣れ親しんだアナログな手法と、新しいデジタルツールをどう融合させていくかが大きなテーマとなっています。

現在は多くの会計事務所や経理部門でクラウドツールの導入が進んできていますが、現場では「ツールを導入したものの、そのポテンシャルを十分に活かしきれていない」というもどかしさを感じているケースも少なくありません。

特にITリテラシーに関しては、これまで業界全体で体系的に学ぶ機会が少なかったという背景があります。
大手企業や外資系企業であれば入社直後の研修が充実していますが、一般的な事務所では実務を通じて少しずつ覚えていくスタイルが主流です。

しかし、入り口の段階で「デジタルを前提とした効率的な作法」を身につけておけば、その後の成長スピードや生産性は格段に上がります。特に新しく業界に入る方々が、最初から高いITリテラシーを持って、より創造的な仕事に時間を使えるようにしたい。それが、eラーニングと実務演習を組み合わせた「速習freee会計研修」を立ち上げたきっかけです。

2. なぜ「eラーニング」による教育が必要だったのか:スキルの習得を「座学」から「ワークアウト」へ

1日5分、SNS感覚の「反復練習」が実務で活きるスキルを定着させる
課題解決の方法として、なぜeラーニングによる教育が必要だと思われたのでしょうか。

一番の狙いは、スキルの再現性を高め、より多くの方に届けるためです。
ITリテラシーやクラウドツールの操作スキルは、正しい方法で反復すれば誰でも短期間で身につけられるものです。しかし、リアルな研修では場所や時間の制約があるため、業界全体に広めるには限界がありました。
そこで、入り口の段階で誰もが等しく、高いリテラシーをインプットできる仕組みとして、eラーニングが最適だと考えました。

研修を動画の視聴だけではなく、実務演習やテストを組み合わせた構成にした理由を教えてください。

私たちは、この研修を「筋トレ(ワークアウト)」のイメージで設計しています。
動画を1時間じっと眺めるような座学だけでは、実務で使える力はなかなか身につきません。大切なのは、インプットとアウトプットを細かく繰り返すことだと思います。

具体的には、1〜3分程度の短い動画を視聴して、手を動かして演習を行い、テストで確認する。このサイクルをSNSのショート動画を見るような感覚で、1日5分〜15分ずつ積み上げていきます。

受講されるのは、日々の業務で忙しい会計事務所の職員や新卒の方々です。そのため、まとまった時間が必要な長尺の講義ではなく、短いステップをドリル形式で進められるようにしました。
スキルを体に覚え込ませるような実践練習を通じて、受講者が日々の達成感を感じながら、着実にスキルアップできる環境を目指しています。

3. オウルキャスト選定の理由:ビジネスの核となる「認定証」と「決済」の仕組みが決め手

修了証がもたらす達成感とビジネスの拡張性
導入にあたって、複数のLMSを比較検討されたと伺いました。最終的に「オウルキャスト」を選ばれた理由を教えてください。

4、5社ほど比較検討しましたが、私たちの事業構想に最も合っていたのがオウルキャストでした。大きな理由は3つあります。

まず1つ目は、受講者向けのUI(受講画面)が洗練されていた点です。
他のLMSの中には、デザインが少し古い印象を受けるものもありましたが、オウルキャストはモダンで直感的でした。心地よく学習を継続できる環境を作る上で、受講者が迷わず操作できるデザインであることは非常に重要な要素でした。

2つ目は、「修了証」を発行できる仕組みが標準で備わっていたことです。
単に研修動画を配信するだけでなく、「スキルを習得した証」を付与し、受講者の達成感を可視化することを重視していました。この修了証の発行管理が標準機能として組み込まれている点は、資格認定ビジネスに近い私たちのモデルにとって大きな魅力でした。

3つ目は、「決済機能」の柔軟性です。
現在はBtoB(法人向け)がメインですが、将来的なBtoC(個人向け)展開も見据えると、システム内で決済まで完結し、かつ研修ごとに柔軟に課金設定ができる必要がありました。決済機能がLMS側でスマートに仕組み化されている点は、運用コストの面でも非常に助かります。

私たちは「月額定額で研修が見放題」というサブスク型ではなく、特定のスキル習得(修了証)に対して価値を提供するモデルを描いています。そうした独自のサイト設計や課金イメージを、自由度高く形にできるのがオウルキャストの良さだと感じています。

4. 実際に操作した感想:使いやすさの先にある、AIを活用した「一人ひとりに寄り添った教育」への期待

受講生を迷わせないUIと、データの可視化がもたらす「対話型」教育への進化
導入から構築、そして実際の運用を通じて、オウルキャストにどのような印象をお持ちですか?

受講生からは「画面が見やすい」といった声をいただいています。この迷わせない使いやすさは非常に大きなメリットだと感じています。
管理側としても、受講生一人ひとりの学習の進み具合や、どれくらいサイトに来ているかといった状況(ログ)がしっかり確認できるのは心強いですね。

今後の運用において、さらに踏み込んでいきたい点はありますか?

今後は、蓄積されたデータをより深く活用していきたいと考えています。例えば、受講生がどこで学習を止めてしまっているかを分析してフォローを入れたり、学んだ内容がどれくらい身についたかを客観的に数値化したりといったことです。

さらに将来的には、受講生が操作している画面を録画し、それに対してAIが「ここをもっとこうすると効率的ですよ」とアドバイスをくれるような仕組みも理想的ですね。単に動画を見るだけでなく、AIとのやり取りを通じて、一人ひとりに寄り添った教育を提供できるプラットフォームへと進化していくことを期待しています。

【注釈:オウルキャストのAI連携について】
オウルキャストは2026年3月のアップデートにて、新機能「AIアシスト(β版)」を追加いたしました。これにより、システム内に蓄積された受講生データや学習履歴にAIがアクセスし、複雑なデータ分析もチャットで質問を投げるような感覚で、直感的に行えるようになります。オウルキャストでは今後も、AI技術を積極的に取り入れ、教育現場の利便性向上に一層力を入れていく予定です。(詳しくはこちら

5. 今後の展望:教育の力で、「人間にしかできない仕事」に集中できる業界へ

作業から解放された価値創造への回帰
最後に、今後の事業展開についてお聞かせください。

現在展開している「速習freee会計研修」をさらに磨き上げ、コンテンツの拡充をしていきます。当初は500本から1,000本程度の短尺動画を想定していましたが、会計実務におけるデジタルスキルの領域は非常に広大です。分野を広げていけば、最終的には1万本規模の「知のライブラリ」になる可能性も秘めていると感じています。

教育を通じて、業界全体をどのように変えていきたいとお考えですか。

私たちが目指しているのは、単なる「ソフトの操作方法の習得」ではありません。ITリテラシーを武器にすることで、これまで作業に追われていた時間を、より付加価値の高い「顧客へのコンサルティング」や「新たなビジネスの創出」に充てられるようになる。そんな、人間にしかできない仕事を豊かにする「人間中心のDX(デジタルトランスフォーメーション)」を、業界全体に浸透させていきたいと考えています。

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